帰る日になってしまった。
旅行会社に電話して文句を言った。
チケットなしで、どうやって帰ればいいのだ。
ホテルの前で飼われているゾウガメのビデオを撮った。
その後は夕方まで暇なので、バーでビールを飲んでいた。
バーのマスターが暇そうにぶらぶらしていたので、しゃべっていたら、今度いつこっちに帰ってくるのか、と聞かれた。
帰ってくるだなんて、そんな言い方は初めて聞いた。
その前まで、夫ときっともう来ないよね、と話していたのに、思わず『3年後』と答えてしまった。
暇なので、前を通る人みんなにハローと挨拶する。
すると、『こんにちは』といいかえしてきた男性が。
建設会社の仕事できて、今日は休みなので、日帰りでここまで来たそうだ。
久しぶりに日本人を見たわたしたち(おおげさ)は、思わずその人になついてしまった。
シンガポールに住んでいて、同じ便で帰るという。
夕方まで暇なんだけど、もう部屋にはいられないし、泳いだら水着が濡れてしまって面倒なので、と話していたら、飛行機の乗り換えのたびに洗って絞ってたら大丈夫なんじゃないのといわれて、泳ぐことにした。
このとき、今まで泳いだ中で、このホテルのプライベートビーチが一番きれいだということに気付いた。
それなのにここではあんまり泳いでなかった。
無念である。
迎えのバスが来て、飛行機に乗ってマヘ島へ。
その親切な男性は、首都ヴィクトリアを案内してくれた。
タクシー代なども持ってくれる。
払うといっても、セイシェルルピーを使い切りたいからといって聞いてくれない。
国際線に乗るとき、シンガポールまでのチケットしか持っていないので、荷物がちゃんと日本まで行ってくれるかというのが一番の心配だった。
しかしその親切な男性がいろいろ言ってくれたおかげでどうにかクリアできた。
もうじきシンガポールに着くというとき、わたしたちの名前がアナウンスされた。
飛行機を降りてから通路で、無事にチケットを受け取ることができた。
あの親切な男性は、元気だろうか。
何のお礼もしていないのがいまだに気がかり。
シンガポールからの飛行機は、なぜか台北経由だったので、帰るまでにだいたい24時間かかってしまった。
成田からはNEXに乗ったかどうか、忘れてしまった。
大船に着いたら雨が降っていた。
タクシーで家に帰ってから、くるまやにラーメンを食べに行った。
ようやくありついたラーメンは、たいへんおいしかった。
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